2020年12月18日 ニューボーンフォト協会認定講座「新生児の知識」をzoomにて開催しました。
濱脇先生の新生児の知識01では、ニューボーンフォト撮影に必要な新生児の身体的特徴・生理的特徴や
産後ママの身体的・心理的特徴、ママと良好的な関係を築くためのコミュニケーション法を勉強しました。
安藤先生の新生児の知識02では、新生児の心について学びました。
なぜ心を勉強するの?
なぜなら、赤ちゃんはお話ができません、カメラマンは被写体である赤ちゃんの心を理解しておく事は大切なことです。
身体に負担がかかるポージング(頬杖、だるまのような)をカメラマンが行う場合、呼吸が苦しくても「苦しいよ」と言葉に出せません。
どういう状態が苦しいのか?泣いてないから苦しくないのか?
気持ちよく静かにしている=「心地良い」状態だと思いますか?
赤ちゃんは大人と同じようにストレスを感じ、刺激過多になると「ひきこもり」になるそうです。
苦しくてストレスに耐えきれずひきこもって静かになるということです。
私も実際にうつ伏せのポージングの場に居合わせる機会がありました。(海外ニューボーンフォトグラファーの講座)
赤ちゃんはやっぱりどう見ても苦しそうにしかみえません、「う〜んう〜ん」と嫌がっている。
ニューボーンフォトグラファーの一部の方々にとっては、頬杖(Froggy Pose)、だるま(Potato Sack Pose)等のポージングは「美学」「アート」であり、赤ちゃんの身体的な負担は二の次なのでしょう、もしくは、そもそも知識不足で負担がかかっていることを知らない可能性もあるかもしれません。
10年以上前から海外ではニューボーンフォトが撮影されていて、身体的障害が残っている人がいないじゃないの?という意見も聞こえてきそうですが、欧米の赤ちゃんと日本人の赤ちゃんは骨格も体格もストレスの感じ方も違うので、海外の赤ちゃんが大丈夫だったから10年後の日本人の赤ちゃんだって大丈夫だろう。と言い切る事はできないですよね。
需要があるからカメラマンも撮影しなくてはいけないって事も考えられるので、依頼するママ達に、それらは「身体的負担・ストレス」が赤ちゃんにかかっていることを知っていただく必要があると思いました。
協会の認定講座を受講されるカメラマンに共通するのは、「赤ちゃんに負担をかけることなく、可愛らい姿を撮影したい」という赤ちゃんの安全を最優先に考えているカメラマンの皆さんです。
もし、あなたが同じような想いを持っていらっしゃっるのであれば、協会の認定講座で赤ちゃんの身体的・生理的特徴、心を学んだ上でニューボーンフォトを撮影していただけたらと思います。